インターネットで医薬品を購入する注意点

旧薬事法では、インターネット通販にて第一種、第二種、第三種を含む一般用医薬品の購入が行えていました。
ただし、そういった法律があったわけではなく、逆に一般用医薬品の販売を規制する法律がなかったために販売できていたというのが現状です。
しかし、平成21年より厚生労働省にて、医薬品の購入は対面販売が原則であるとしたため、服薬リスクが少ない第三種を除く第一種と第二種の一般用医薬品の通信販売が禁止されることになってしまったのです。
これにより今までインターネットで購入できていた医薬品が購入できなくなりました。
当然、これに反発したのが医薬品のインターネット通販会社です。
医薬品の販売により利益を上げていた通販会社が、その販売を制限されてしまうわけですから死活問題にもなり得る規制でしょう。
そのため医薬品通販が禁止された同年に大手医薬品通販会社が、この規制は憲法違反に当たるとして国を相手取り訴訟を起こしたのです。
第一審では認められなかったものの、第二審にて逆転判決が下り平成24年に勝訴、この時より一般用医薬品の一律販売禁止は解かれ一部の医薬品のインターネット販売は可能となっています。
そして、さらに2年後の平成26年、新しい政権の元で一般用医薬品のインターネット販売が全面解禁となりました。
以前のように、それまで薬店や薬局などで薬剤師から直接購入することしかできなかった医薬品が対面販売でなくても正式にインターネットで購入することが認められたのです。
もちろん医薬品通販会社のみならず、これは消費者にも大きな利点をもたらします。
インターネット販売なら、外出できない、近所の薬局に欲しい医薬品がおいていない、購入するのを人に見られるのは恥ずかしい、そもそも近場に薬局がないなど、店舗では購入できない薬でも自宅にいながら難なく購入することが可能です。
ただしインターネットから手軽に購入できる反面で、消費者の安全意識の高さも重視されます。
医薬品の通販が禁止された際に第三種だけ販売が許されていたのには、第一種と第二種は効果が高い分、強い副作用も懸念されたためです。
処方箋なく購入できる薬とはいえ、自宅に常備薬としておいておけば家族のだれが服薬するか分かりません。
人によっては服薬がおすすめできないこともありますので、薬剤師へ相談したうえで説明を受けて購入をし、安全に使用していくことが求められるでしょうだからこそ対面にこだわったという点もあるので、インターネットからでも手軽に購入できるようになったとはいえ、自己判断での購入はあまり良いとは言えません。
それを受けて、インターネットで購入する際も第一種と第二種に関しては薬剤師の説明を受けて購入することが義務付けられています。
説明とは言えメールでのやり取りですので特にストレスはありませんが、内容をよく理解し、分からないことは質問をして、納得できたら購入するようにすることが大切です。